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昭和の翻訳出版事件簿

出版社名 創元社
出版年月 2017年8月
ISBNコード 978-4-422-93076-3
4-422-93076-1
税込価格 2,640円
頁数・縦 255P 20cm

商品内容

文学賞情報

2018年 第71回 日本推理作家協会賞受賞

要旨

激動の昭和という時代を一人の出版人として生きぬき、日本の翻訳出版の礎を築いた著者。その目に映った戦前・戦中・戦後の翻訳出版にまつわる数々の事件の真相とは、いったい何だったのか?名前のあがる人物370余名、書籍・雑誌約250冊、出版社100余。国内・国外の翻訳出版にまつわる法律や事件に関する年表と、読み付き人名索引、事項索引を巻末に。

目次

第1章 プラーゲ旋風と小山久二郎の失敗(無断翻訳伝説
ドイツ語教師プラーゲと『ひとつの時代』 ほか)
第2章 占領下の超法規の時代(『チボー家の人々』と白水社の無念
『凱旋門』と『僧正殺人事件』 ほか)
第3章 平和条約のペナルティと混乱(戻ってきた『風と共に散りぬ』
『陽のあたる場所』と『ジェニーの肖像』 ほか)
第4章 十年留保と著作権法改正(『ロリータ』とアメリカの旧著作権法
『内なる私』の私の経験 ほか)

著者紹介

宮田 昇 (ミヤタ ノボル)  
1928年東京に生まれる。元、早川書房編集者。同社を退職後、チャールズ・E・タトル商会で勤務する傍ら、数多くの児童書の執筆・翻訳を手がける。1967年に矢野浩三郎と共に矢野著作権事務所(のちの日本ユニ・エージェンシー)を創業、1991年には日本ユニ著作権センターを設立し、代表取締役を務めた。戦前戦後のわが国の翻訳権、出版権の変遷の歴史を熟知する数少ない一人であり、翻訳著作権に関する著作も多く、斯界の第一人者として知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)