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マンスキーデータ分析と意思決定理論 不確実な世界で政策の未来を予測する

出版社名 ダイヤモンド社
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-478-10574-0
4-478-10574-X
税込価格 3,520円
頁数・縦 347P 19cm

商品内容

要旨

原始的なデータサイエンスから脱却せよ。ありもしない仮定に基づいた単純な分析は、もはや害である。米国科学アカデミー会員による豊富な事例と平易な解説で、最新理論「部分識別」のコンセプトがわかる!未知の感染症に有効な治療薬を選ぶには?奨学金を増やすと大学進学率は上がるのか?所得格差は遺伝と環境のどちらが重要なのか?すべてのデータサイエンティスト・ジャーナリスト・行政職員必読!

目次

第1部 データ分析編(「強い結論」欲しさに政策分析の信頼性が犠牲にされている
政策の効果を予測する
新しい政策に対する人々の行動を予測する)
第2部 意思決定理論編(単純な状況下で部分的な知識に基づいて意思決定をする
複雑な状況下で部分的な知識に基づいて意思決定をする
データ分析の「消費者」へ)

おすすめコメント

原始的な「回帰分析」から脱却せよ。警察のプロファイリング捜査にも使われる最新のデータ分析手法をノーベル経済学賞候補が数式なしでわかりやすく解説。分析者の都合で自由自在に解釈できる回帰分析は、もはや無益である。すべてのデータサイエンティスト・ジャーナリスト・行政職員必読!

著者紹介

マンスキー,チャールズ (マンスキー,チャールズ)   Manski,Charles F.
ノースウェスタン大学経済学部教授。マサチューセッツ工科大学卒業、同大学院にてPh.D.(経済学)取得。1989年に制約の弱い仮定を設けてデータを解釈する手法「部分識別」を開発。従来の計量分析へ一石を投じ、経済学以外の学問や公共政策の立案にも多大な影響を及ぼした。2009年米国科学アカデミー会員、2014年イギリス学士院客員会員、2015年トムソン・ロイター引用栄誉賞(ノーベル経済学賞予測)など受賞歴多数。第2次世界大戦中に日本政府駐リトアニア領事代理・杉原千畝が発給した「命のビザ」で日本へ渡航し、ナチス・ドイツの迫害から逃れたユダヤ系難民サムエル・マンスキーの長男
奥村 綱雄 (オクムラ ツナオ)  
横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授。大阪大学経済学部卒業。東京大学大学院にて修士号、博士号取得。ノースウェスタン大学大学院にてチャールズ・マンスキーの指導を受け、Ph.D.(経済学)取得。専門は計量経済学、マクロ経済学
高遠 裕子 (タカトオ ユウコ)  
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)