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レゴ 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方

出版社名 ダイヤモンド社
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-478-11457-5
4-478-11457-9
税込価格 2,420円
頁数・縦 358P 図版16P 19cm

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要旨

デンマーク発世界的玩具メーカー「レゴ(LEGO)」。レゴブロックを愛好する膨大な数のファンの中にはグーグルの2人の創業者もおり、同社の起業時にはブロックをいじりながら新事業の構想を練っていたという。「Google」のロゴに使われている赤、青、黄はレゴの基本ブロックから着想を得ているそうだ。本書では、主にレゴの経営面にスポットを当て、身売りが囁かれるほどの経営危機から、玩具メーカー売上世界一、米調査会社のブランド信頼ランキングで2年連続トップに至る改革の成功要因を分析している。レゴは、1980年代に主力商品であるレゴブロックの特許が切れて安価な類似商品が出回り、価格競争の波にさらされる。家庭用ゲーム機というライバルも現れ、売上が激減。そんな危機を救ったのは、COOに抜擢されたヨアン・ヴィー・クヌッドストープ氏が主導した「本来の価値を問い直す」戦略だった。著者は、ビジネス・ノンフィクションライター、編集者。『日経ビジネス』の記者・編集者を経て、2012年に日経ビジネスDigital編集長。2018年7月にリンクトイン入社。現在はシニア・マネージング・エディターとして、ビジネスSNS「LinkedIn」の日本市場におけるコンテンツ統括責任者を務める。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2022年1月12日]

商品内容

要旨

経営危機からV字回復、GAFAをしのぐ超高収益経営(営業利益率30%)(ROE43%)。ブランド信頼力、玩具メーカー売上高、世界一。単なるプラスチックのブロックがなぜ、勝ち続けるのか。

目次

序章 レゴブロックその知られざる影響力
第1章 GAFAをしのぐ効率経営―価値を生み続ける4つの条件
第2章 誰も、レゴで遊ばない―イノベーションのジレンマに沈む
第3章 「レゴスター・ウォーズ」の功罪―脱ブロックで失った競争力 第4章 革新は制約から生まれる―崖っぷちからの再建
第5章 ヒットのタネはファンが知っている―日本人起業家と創った「レゴアイデア」
第6章 AI時代のスキルを育む―遊びを通じて学ぶ創造的思考
第7章 企業の戦略策定にもレゴ―経営危機が生んだ「レゴシリアスプレイ」
第8章 会社の存在意義を問い続ける―サステナビリティ経営の要諦
第9章 危機、再び―終わらない試行錯誤
付録 潜入!レゴ工場―超効率経営の心臓部

出版社・メーカーコメント

グーグル、トヨタにも影響を与えるレゴ。価格競争にも技術競争にも巻き込まれない世界一ブランドのつくりかたとは。

著者紹介

蛯谷 敏 (エビタニ サトシ)  
ビジネス・ノンフィクションライター/編集者。2000年日経BP入社。2006年から『日経ビジネス』の記者・編集者として活動。2012年に日経ビジネスDigital編集長、2014年に日経ビジネスロンドン支局長。2018年7月にリンクトイン入社。現在はシニア・マネージング・エディターとして、ビジネスSNS「Linkedln」の日本市場におけるコンテンツ統括責任者を務める。これからの働き方、新しい仕事のつくり方、社会課題の解決などをテーマに取材を続けている。「レゴシリアスプレイ」認定ファシリテーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)