団塊の世代が５０代になり、中高年層は増える一方だ。２００５年には５０歳以上が成人人口の半数に達するとの予測もある。だが、それらの世代をターゲットにしたモノやコトはまだ未成熟である。大人の時代に入ったのに、供給側がその需要に追いついていないのだ。しかも、彼らは若年層よりはるかにお金を使う。中高年層にモノやコトを売るには、「高級で上質、しかも若々しく」がテーマになる。本書は、これからの最大の消費ターゲットとなる、こうした世代に照準を合わせた商品開発や、この層の心をつかむビジネスヒントを紹介する。

第１章　中高年層は大人の消費世代だ（消費トレンドの主役交代現象が起きている
これからの中高年世代は宝の山だ　ほか）
第２章　中高年層はコトにお金を使う（談合坂でソフトクリームが売れている
中高年は「人生の忘れ物」を探したがっている　ほか）
第３章　ビジネスヒントは「中高年の不満」を拾え！（さりげなくアドバイスをしてくれる店が欲しい
おしゃれの間口の広い世代をいかに取り込むか　ほか）
第４章　これからの消費ターゲットはここが狙い目（中高年はなぜ都心にマンションを買うのか
「田舎」より「都会」を望む中高年が増えている　ほか）