• 本

超恋愛論

だいわ文庫 44-3D

出版社名 大和書房
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-479-30400-5
4-479-30400-2
税込価格 660円
頁数・縦 190P 16cm

商品内容

要旨

恋情とはなにか。結婚とはなにか。愛が極まるとき、それはどこに到着するのか。日本の伝統的な男女観から、三角関係における人間の心理模様まで―。戦後思想界に燦然と輝く「在野の巨人」が語る、男と女の理想的な関係論。

目次

第1章 「終わらない恋愛」は可能か(いつでも逃げ出せるように精神の距離を遠くとっておくのが現代における恋愛
恋愛とは覚醒剤をのむようなもの今まで寝ていた神経が起き上がっていきなり自分が活性化する ほか)
第2章 男と女の足下にある泥沼(ほとんどすべての男の本音は明治時代と変わっていない
「飯の支度をどちらがするか」というような問題を抜きにしては恋愛は語れない ほか)
第3章 三角関係という恋愛のかたち(浮気とも不倫とも違う三角関係という非常に日本的な恋愛のかたち
精神的な絆で結ばれた親友同士の一人の女性をめぐる関係を書き続けた夏目漱石 ほか)
第4章 結婚制度のゆくえ(意味を認めていなかった婚姻届というものの意外な重さを実感したとき
法律はもともとはるか昔の宗教に由来するもので国家もまたそこから生まれた ほか)
第5章 恋愛を書くということ(恋愛を書くとはどういうことなのか書くに値する恋愛とは何なのか
少年のマゾヒスティックな快感を描いたルソーの『告白』に見る文化史的意味 ほか)

著者紹介

吉本 隆明 (ヨシモト タカアキ)  
1924年、東京生まれ。東京工業大学卒。詩人、思想家、文芸評論家。日本の戦後思想に大きな影響を与えた。二女は作家よしもとばなな。2012年3月逝去。享年87(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)