日清・日露戦史の真実 『坂の上の雲』と日本人の歴史観
筑摩選書 0232
| 出版社名 | 筑摩書房 |
|---|---|
| 出版年月 | 2022年7月 |
| ISBNコード |
978-4-480-01750-5
(4-480-01750-X) |
| 税込価格 | 1,760円 |
| 頁数・縦 | 249P 19cm |
商品内容
| 要旨 |
歴史の謎を追うジャーナリストである著者は官修『日清戦史』の草稿を読み解き、不都合な事実を隱蔽、改竄して陸軍が戦史を編纂していた証拠を見つけ出した。隠蔽は戦争の根幹部分に及び、編纂方針はその後の戦史にも踏襲され、戦争の実態は国民の目から遠ざけられた。『坂の上の雲』が描いた日露戦争の姿に多くの日本人が驚いたのもそのためであった。隠された事実とは何だったのか。埋もれていた歴史を掘り起こし百二十余年の歳月を超え日清戦争の実像に迫り、日本人の歴史観のあり方を問いなおす。 |
|---|---|
| 目次 |
第1章 「日清戦史決定草案」 |



出版社・メーカーコメント
『日清戦史』草稿の不都合な事実はなぜ隠蔽されたか。『日露戦史』でもなされた戦史改竄が遺した禍根と、『坂の上の雲』で形成された日本人の歴史観を問い直す。