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基地はなぜ沖縄でなければいけないのか

筑摩選書 0241

出版社名 筑摩書房
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-480-01759-8
4-480-01759-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 238P 19cm

商品内容

要旨

沖縄への米軍基地の集中が続く。日本における同基地の面積の七割強がこの地にある。米兵による事件、米軍機などによる騒音被害は沖縄の社会・経済に深刻な影響を与え、選挙を通じて示される沖縄の民意は、基地の集中を拒絶している。にもかかわらず、長きにわたり解決策を見出せずにいる。そもそもなぜ、沖縄に基地が集中し、それが続くのか。その経緯を明らかにし、地理的な必然とも、安全保障をめぐる戦略上の必然とも言い切れないことを示す。その上で、基地問題の「解決」へと一歩を踏み出すための選択肢を提示した決定的な書!

目次

第1章 基地をめぐる揺らぎ
第2章 「日本防衛」―日米それぞれの思惑
第3章 視界から遠ざかる基地
第4章 成長する基地
第5章 基地問題の解決につながる政策とは?
終章 日本の基地問題、その展望

出版社・メーカーコメント

沖縄に米軍基地が集中し、その状態が続くのはなぜか? この問題の解決策とは? 基地問題の「解決」をめぐり論争が続く今、基地研究の成果を世に問う渾身の書!

著者紹介

川名 晋史 (カワナ シンジ)  
1979年生まれ。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科国際政治学専攻博士後期課程修了。博士(国際政治学)。現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は米国の海外基地政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)