
戦後の思想空間
ちくま新書 166
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 1998年7月 |
ISBNコード |
978-4-480-05766-2
(4-480-05766-8) |
税込価格 | 814円 |
頁数・縦 | 251P 18cm |
商品内容
要旨 |
いま戦後思想を問うことの意味はどこにあるのか。戦後民主主義を潮流とする戦後知識人の思想は、アメリカを中心とする世界システムのマージナルな部分として位置づけられた戦後空間のなかで醸成された。だが、70年代を転回点にして、アメリカの善意を自明の前提とした構造がもはやリアリティを失いはじめているのは明らかだ。西田幾多郎、田辺元の京都学派や和辻哲郎などによって唱導された戦前の「近代の超克」論を検証し、ポストモダンから「戦後・後」の思想へと転換する戦後の思想空間の変容を、資本の世界システムとの関連において鋭く読み解くスリリングな戦後思想論講義。 |
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目次 |
第1章 戦後思想の現在性(なぜ「戦後」を語るのか |