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もてない男 恋愛論を超えて

ちくま新書 186

出版社名 筑摩書房
出版年月 1999年1月
ISBNコード 978-4-480-05786-0
4-480-05786-2
税込価格 814円
頁数・縦 199P 18cm

商品内容

要旨

歌謡曲やトレンディドラマは、恋愛するのは当たり前のように騒ぎ立て、町には手を絡めた恋人たちが闊歩する。こういう時代に「もてない」ということは恥ずべきことなのだろうか?本書では「もてない男」の視点から、文学作品や漫画の言説を手がかりに、童貞喪失、嫉妬、強姦、夫婦のあり方に至るまでをみつめなおす。これまでの恋愛論がたどり着けなかった新境地を見事に展開した渾身の一冊。

目次

第1回 童貞であることの不安―童貞論
第2回 「おかず」は必要か?―自慰論
第3回 女は押しの一手?―恋愛論
第4回 てめえらばっかりいい思いしやがって!―嫉妬・孤独論
第5回 妾の存在意義―愛人論
第6回 強姦する男、誘惑する女―強姦・誘惑論
最終回 恋愛なんかやめておけ?―反恋愛論

おすすめコメント

これまでほとんど問題にされなかった「もてない男」の視点から、男女の関係を見つめ直す。文学作品や漫画を手がかりに、既存の恋愛論をのりこえる、くるおしい男の精神史。