• 本

教えることの復権

ちくま新書 399

出版社名 筑摩書房
出版年月 2003年3月
ISBNコード 978-4-480-05999-4
4-480-05999-7
税込価格 968円
頁数・縦 231P 18cm

商品内容

要旨

今、日本の教育界では、子どもの自主性を大切にしようと、「教える」ことよりも「学ぶ」ことに重点を置きはじめたように見える。これまでの「詰め込み」への反動であろう。だが一方で、教師の役割を軽視しすぎてはいないだろうか?本書では、教師が「教えるということ」をもう一度正面から見つめ直し、今もっとも必要なことは何かということを、すぐれた教師とその教え子、教育社会学者の間で徹底的に考える。

目次

序章 「大村はま国語教室」への扉
第1章 言葉・文化を学ぶことの価値観
第2章 大村はま国語教室の実践(生徒の目から見た単元学習の実際
単元学習の本質とは)
第3章 教えるということ
第4章 中学校の教室から大学の教室へ
第5章 教えることの復権をめざして(徹底したリアリズム
教えない教師たち ほか)

著者紹介

大村 はま (オオムラ ハマ)  
1906年神奈川県生まれ。国語教師として50年以上にわたり実践的指導に携わる
苅谷 剛彦 (カリヤ タケヒコ)  
1955年東京生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授。専攻は教育社会学
苅谷 夏子 (カリヤ ナツコ)  
1956年生まれ。東京大学国文科卒業。大村はま氏の教え子。結城紬職人、シカゴ日本人学校補習校教員などを経て、現在、「大村はま国語教室の会」事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)