日本人の身体
ちくま新書 1087
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2014年9月 |
ISBNコード |
978-4-480-06794-4
(4-480-06794-9) |
税込価格 | 990円 |
頁数・縦 | 254P 18cm |
商品内容
要旨 |
「膝」と言えば、ピンポイントの膝頭ではなく太ももの前側全体を指し、「肩」と言えば、肩峰のみならず、首肩まわりの「界隈」を指す…おおざっぱであり曖昧であり、細かいことは気にしなかったはずの日本人の身体観。ところが、現代の身体に関する志向性はこれに逆行している。人間同士の境界も環境との境界も曖昧であったがゆえに、他人や自然と共鳴できていた日本人の身体観を、古今東西の文献や文学、また能の詞章を検証しつつ振り返ることで、「カラダ」と「ココロ」に分裂し、内向きになっている現代の身体観を、打開する端緒としたい。 |
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目次 |
第1章 「身」と「からだ」(欠落した身体 |