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持続可能な医療 超高齢化時代の科学・公共性・死生観

ちくま新書 1333−1 シリーズケアを考える

出版社名 筑摩書房
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-480-07147-7
4-480-07147-4
税込価格 902円
頁数・縦 251P 18cm

商品内容

要旨

高齢化の急速な進展の中で、日本の医療費はすでに年間四十数兆円を超え、さらに着実に増加している。一方、私たちは医療や社会保障に必要な負担を忌避し、一千兆円に及ぶ借金を将来世代にツケ回ししつつある―。そもそも医療とは、科学、社会システム、ケア、死生観、コミュニティといった多様なテーマが交差する領域だ。これらの全体を俯瞰したうえで、医療のありようや社会の中での位置づけが、いまこそ公共的に問いなおされねばならない。持続可能な医療そして社会を構想するための思想と道筋を明快かつトータルに示す。

目次

はじめに 「持続可能な医療」への視点
第1章 サイエンスとしての医療―医療技術の意味するもの
第2章 政策としての医療―医療費の配分と公共性
第3章 ケアとしての医療―科学の変容と倫理
第4章 コミュニティとしての医療―高齢化・人口減少と地域・まちづくり
第5章 社会保障としての医療―「人生前半の社会保障」と持続可能な福祉社会
第6章 死生観としての医療―生と死のグラデーション
エピローグ グローバル定常型社会と日本の位置

おすすめコメント

増加する医療費を将来世代にこれ以上ツケ回しすべきではない。「破局」を避けるため、医療をめぐる現代的課題を俯瞰し、問いなおす。

著者紹介

広井 良典 (ヒロイ ヨシノリ)  
1961年岡山市生まれ。東京大学・同大学院修士課程修了後、厚生省勤務、千葉大学法経学部教授をへて、京都大学こころの未来研究センター教授。この間マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員。社会保障や環境、医療、都市・地域に関する政策研究から、死生観、ケア等をめぐる哲学的考察まで、幅広い活動を行なっている。『コミュニティを問いなおす』(ちくま新書)で第9回大佛次郎論壇賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)