• 本

悪い言語哲学入門

ちくま新書 1634

出版社名 筑摩書房
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-480-07455-3
4-480-07455-4
税込価格 990円
頁数・縦 247P 18cm

商品内容

要旨

「あんたバカぁ?」「このタコが!」「だって女/男の子だもん」。私たちが何気なく使う言葉にも、悪い言葉がたくさん潜んでいる。では、その言葉は本当はどこが悪いのか?さらには、どうしてあの言葉はよくてこれはダメなのか?議論がつきない言葉の善悪の問題は哲学、言語学の観点から解き明かす。読み終えると「ことば」への見方が変わるはず。

目次

第1章 悪口とは何か―「悪い」言語哲学入門を始める
第2章 悪口の分類―ことばについて語り出す
第3章 てめえどういう意味なんだこの野郎?―「意味」の意味
第4章 禿頭王と追手内洋一―指示表現の理論
第5章 それはあんたがしたことなんや―言語行為論
第6章 ウソつけ!―嘘・誤誘導・ブルシット
第7章 総称文はすごい
第8章 ヘイトスピーチ

出版社・メーカーコメント

「あんたバカ?」「だって女/男の子だもん」。私たちが何気なく使う多くの言葉のどこに問題があるのか? その善悪を根拠を問い、言葉の公共性を取り戻す。

著者紹介

和泉 悠 (イズミ ユウ)  
1983年生まれ。University of Maryland,College Park,Ph.D.現在、南山大学人文学部人類文化学科准教授。専門分野は、言語哲学、意味論。特に日本語と英語を比較しながら名詞表現を研究。また、言語のダークサイドに興味があり、罵詈雑言をはじめ、差別語、ヘイトスピーチの仕組みとその倫理的帰結についての研究も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)