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東アジア現代史

ちくま新書 1839

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-480-07667-0
4-480-07667-0
税込価格 1,540円
頁数・縦 486,18P 18cm

商品内容

要旨

「日本」「中国」「朝鮮」諸国を擁する東アジア世界は「鎖国」の終焉と共に近代化を迫られた。西洋列強の外圧の中で、植民地化や二度の大戦を経て、二一世紀の現代、劇的なまでの経済発展を達成している。一方で中国と朝鮮半島には今なお冷戦構造が残り、約二百年にわたるこれまでの歴史は、少子高齢化や安全保障にかかわる難問を投げかけている。協調と衝突を繰り返し突き進んできた過去を振り返り、未来につなげる通史決定版。

目次

東アジアの地域的特徴
明治維新から日清戦争へ
韓国併合・辛亥革命と東アジアの変動
第一次世界大戦・ロシア革命と東アジア
日中戦争への道
日中戦争―戦争の東アジア(1)
太平洋戦争―戦争の東アジア(2)
東アジアの終戦と戦後処理
中国の内戦と朝鮮戦争
日本の高度成長と東アジア
日中国交正常化と東アジア国際関係の変容
東アジアの経済発展―政治と社会、相互関係の変容
共通化する少子高齢化問題
教育・格差問題
対立と共存関係の行方―歴史認識・領土をめぐる対立

出版社・メーカーコメント

日中韓擁する東アジア各国の近代化は鎖国の終焉と共に始まった。植民地化、幾度もの大戦を経た今も冷戦構造が残る。少子化や安全保障問題に続く歴史を総覧する。

著者紹介

家近 亮子 (イエチカ リョウコ)  
敬愛大学国際学部特任名誉教授・放送大学客員教授。慶應義塾大学文学部東洋史学科・慶應義塾大学法学部政治学科卒業。慶應義塾大学法学研究科政治学専攻博士課程修了、博士(法学)。文部科学省教科用図書検定調査審議会委員などを経て現職。著書に『〓介石の外交戦略と日中戦争』(岩波書店、2012年、第8回樫山純三賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)