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忙しい人のための美術館の歩き方

ちくま新書 1865

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-480-07697-7
4-480-07697-2
税込価格 1,012円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

美術館に行きたいけど行けていないあなたへ。タイパ志向のご時世、忙しいあなたにこそ、至福の余白時間を美術館で過ごすことが人生に必要なのです。効果は分かりやすくはないですが、美術館を出た後、世界が違って見えるはずです。時間がなくても、知識がなくても、大丈夫。とある現役学芸員が、美術館での過ごし方のキモとコツを、最新の美術館事情とともにガイドします。「語れる」ための鑑賞の心得も、レクチャーしますよ。さあ、スマホから顔を上げて、出かけましょう。

目次

第1章 タイパの真逆にある美術館(「時間はあるのに行けない」はなぜ
「美術=ビジネスマンに必須の教養」ブーム
コスパ・タイパの呪縛
余裕のある時代は美術、余裕のない時代は技術
普段から美術館に行く人はどこが違う?)
第2章 美術鑑賞の変遷(最近10年でヒットした展覧会を振り返る
展覧会の歴史 ヨーロッパから日本へ
日本の展覧会の黄金時代)
第3章 美術館の新たな取り組み(SNSによって変わる美術館の常識
美術館のデジタルシフト
クラウドファンディングをする美術館の苦境
四苦八苦のインバウンド対応)
第4章 SNS時代の美術館 鑑賞する側が主役になる(基本的な鑑賞の心得
主体的な鑑賞をするための秘訣はアウトプット
鑑賞メモの力を今こそ伝えたい!
「美術を語れる人」になるためには)
第5章 結局、美術館に行く意味って何?(現代病の処方箋としての美術館
美術鑑賞とマインドフルネス
フォースプレイスとしての美術館)

出版社・メーカーコメント

美術館に行く意味って何ですか? タイパ志向のご時世こそ人生に至福の余白を。とある学芸員が、センスを充電できるコツ、美術館での過ごし方の秘訣を教えます。

著者紹介

ちいさな美術館の学芸員 (チイサナビジュツカンノガクゲイイン)  
東京都生まれ。都内のとある美術館で働く学芸員。複数の大学でも教鞭を執る。2022年からnoteにて美術館や学芸員に関する仕事コラムをスタート。すでに投稿した記事は300本以上。現在もコツコツと更新継続中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)