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商人の戦国時代

ちくま新書 1871

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-480-07704-2
4-480-07704-9
税込価格 1,155円
頁数・縦 318P 18cm

商品内容

要旨

中央権力が衰退し混迷する戦国時代、旧来の秩序を破る新興商人を、権力者たちは取り締まることが困難になった。新旧商人の縄張り争い、金融業の出現、拠点都市の建設、利権ビジネスと借金トラブル、御用商人の暗躍、世界貿易への参入、「楽市・楽座」の実態―。幕府、朝廷、大名、寺社、海外勢力、様々なプレイヤーが乱立する時代に、商人たちは何を頼り、秩序と自由の狭間を生き延びたのか?史料に現れる、余りに人間的なエピソードの数々から、乱世を生き延びる戦略を学ぶ。

目次

プロローグ 戦国時代の商人とはどういう存在だったのか?
第1章 戦国金融道―京都商人の栄枯盛衰
第2章 ほんとうの「楽市・楽座」―兵庫・堺・博多・伊勢大湊
第3章 新興商人vs.特権商人―利権だらけの中世
第4章 御用商人たちの暗躍―商人的活動を担った大名家臣
第5章 大名たちの経営戦略―「資源大国」日本
第6章 世界史の中の戦国時代―貿易を担った商人たち
エピローグ 新旧の秩序がせめぎ合った戦国時代

出版社・メーカーコメント

中央権力が衰退し混迷する戦国時代、秩序と自由の狭間を商人たちはいかに生き延びたのか? あまりに人間的なエピソードの数々から乱世を生きる経営戦略を学ぶ。

著者紹介

川戸 貴史 (カワト タカシ)  
1974年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位修得退学。博士(経済学)。現在、名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授。専門は日本中世史、貨幣経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)