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日本文学史序説 上

ちくま学芸文庫

出版社名 筑摩書房
出版年月 1999年4月
ISBNコード 978-4-480-08487-3
4-480-08487-8
税込価格 1,650円
頁数・縦 550P 15cm
シリーズ名 日本文学史序説

商品内容

要旨

日本人の心の奥底、固有の土着的世界観とはどのようなものか、それは、外部の思想的挑戦に対していかに反応し、そして変質していったのか。従来の狭い文学概念を離れ、小説や詩歌はもとより、思想・宗教・歴史・農民一揆の檄文にいたるまでを“文学”として視野に収め、壮大なスケールのもとに日本人の精神活動のダイナミズムをとらえた、卓抜な日本文化・思想史。いまや、英・仏・独・伊・韓・中・ルーマニアなどの各国語に翻訳され、日本研究のバイブルとなっている世界的名著。上巻は、古事記・万葉の時代から、今昔物語・能・狂言を経て、江戸期の徂徠や俳諧まで。

目次

日本文学の特徴について
第1章 『万葉集』の時代
第2章 最初の転換期
第3章 『源氏物語』と『今昔物語』の時代
第4章 再び転換期
第5章 能と狂言の時代
第6章 第三の転換期
第7章 元禄文化

著者紹介

加藤 周一 (カトウ シュウイチ)  
1919年、東京生まれ。東京大学医学部卒。早くからヨーロッパ文学や日本の古典文学を読む。戦後、多彩な執筆活動を展開。常に広い視野に立ち、世界的な観点から論評する文明批評家として高名。ブリッティッシュ・コロンビア大学、ベルリン自由大学、上智大学の教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)