
分裂病と他者
ちくま学芸文庫 キ14-3
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2007年8月 |
ISBNコード |
978-4-480-09089-8
(4-480-09089-4) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 427P 15cm |
商品内容
要旨 |
精神病理から人間存在の本質にいたる思索をさらに深め、分裂病者にとっての「他者」の問題を徹底して掘り下げた木村精神病理学の画期をなす論考。ハイデッガー、西田幾多郎らに加え、デリダ、ラカン、レヴィナスなどの構造主義と正面からわたり合い、自己と他者との関係のありかたを「あいだ=いま」という本質的な項を媒介として見つめ直す。研ぎ澄まされた治療感覚をもって、患者の生き方を知覚し、治癒をめざして真摯な長い対話を重ねる著者の思策と営為。今、「臨床哲学」の地平が開かれる。 |
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目次 |
あいだと時間の病理としての分裂病 |