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敗北の二十世紀

増補

ちくま学芸文庫 イ36−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2007年11月
ISBNコード 978-4-480-09103-1
4-480-09103-3
税込価格 1,100円
頁数・縦 222P 15cm

商品内容

要旨

記憶の想起を困難にし、経験の在りようを根底から変えるほどの破壊。区別という概念を無効にする絶対性の侵蝕。言葉のうちにいやおうなく刻まれた無数の傷痕…。二十世紀が直面した光景とはそのようなものであった。この未曾有の苦難は、アーレント、シュミット、ツェランら、知識人たちの応答にいかなる形姿をもたらしたのであろうか。本書は、“赤裸々なリアリティとの恐るべき衝突”によって作動した彼らの思考経験を跡づけると同時に、われわれに残された可能性を照らし出す、省察の結晶である。文庫化にあたり、新たに三篇を増補。

目次

記憶の縁―序にかえて
1 概念の物語
2 非正規性の空間
3 「残された」言葉
4 敗北の記憶
付論(時代認識に関する一考察―一九二〇年代の「発見」をめぐって
「文献学的な知」に向けて
丸山眞男における「恐怖」
ベケットの小さなポリティクス)

著者紹介

市村 弘正 (イチムラ ヒロマサ)  
法政大学法学部教授。思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)