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間主観性の現象学その方法

ちくま学芸文庫 フ21−2

出版社名 筑摩書房
出版年月 2012年5月
ISBNコード 978-4-480-09448-3
4-480-09448-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 552,6P 15cm

商品内容

要旨

フッサール現象学の主要概念「間主観性」をめぐるテクストを精選。本邦初訳。これまでにない明解な訳文で、現象学への新たな扉が開かれる。

目次

第1部 還元と方法(現象学の根本問題
純粋心理学と現象学―間主観的還元
現象学的還元の思想についての考察
現象学的な根源の問題
『デカルト的省察』における間主観性の問題について)
第2部 感情移入(感情移入に関する古い草稿からの抜粋
感情移入 一九〇九年のテキストから
「感情移入」と「類比による転用」の概念にたいする批判
本来的な感情移入と非本来的な感情移入
「内的経験」としての感情移入―モナドは窓をもつ)
第3部 発生的現象学―本能・幼児・動物(脱構築による解釈としての幼児と動物への感情移入
他のエゴと間主観性における現象学的還元
構成的発生についての重要な考察
元初性への還元
静態的現象学と発生的現象学
世界と私たち―人間の環境世界と動物の環境世界
幼児―最初の感情移入)

著者紹介

フッサール,エトムント (フッサール,エトムント)   Husserl,Edmund
1859‐1938。ドイツの哲学者。現象学を創始し、「厳密な学としての哲学」を構築する
浜渦 辰二 (ハマウズ シンジ)  
大阪大学教授
山口 一郎 (ヤマグチ イチロウ)  
東洋大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)