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藤原定家全歌集 上

ちくま学芸文庫 コ10−11

出版社名 筑摩書房
出版年月 2017年8月
ISBNコード 978-4-480-09754-5
4-480-09754-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 740P 15cm
シリーズ名 藤原定家全歌集

商品内容

要旨

こまとめて袖うちはらふかげもなし佐野のわたりの雪の夕暮―。『新古今和歌集』『百人一首』の撰者でもあり、日本和歌史上に聳立する不世出の歌人・藤原定家の自作歌は、現在知られている限り約4260首にのぼる。上巻には『拾遺愚草』正篇の全歌2791首を収録、すべてに現代語訳を付す。中世文学研究の泰斗による校訂を行い、和歌に関心のある読者のみならず、学術的利用にも資するよう編纂された決定版。

目次

拾遺愚草 上(初学百首
二見浦百首 ほか)
拾遺愚草 中(韻歌百廿八首和歌
仁和寺宮五十首 ほか)
拾遺愚草 下(春
夏 ほか)
雑(旅
述懐 ほか)

著者紹介

藤原 定家 (フジワラ テイカ)  
応保2年(1162)、藤原俊成と美福門院加賀の間に生まれる。治承4年19歳で叙爵し、翌年「初学百首」を詠む。妖艶華麗な歌風や独特の書風は後世の歌人・文人に大きな影響を与えた。日記『明月記』(国宝)や歌論『近代秀歌』などの著書も名高い。仁治2年(1241)没
久保田 淳 (クボタ ジュン)  
1933年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学名誉教授、日本学士院会員。専攻は中世日本文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)