アジア主義を問いなおす
増補
ちくま学芸文庫 イ60-1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2016年11月 |
ISBNコード |
978-4-480-09758-3
(4-480-09758-9) |
税込価格 | 1,210円 |
頁数・縦 | 286P 15cm |
商品内容
要旨 |
緊張が続く日本と東アジアに、どんな共存のあり方を描くことができるのか。その手掛かりとなるのがアジア主義だ。本書では、満州事変から日中戦争への流れを、欧米協調とアジア主義との相克という外交史的観点から辿りなおす。そこで明らかになるのは、中国との緊張を高めつつ満州国を建設し東亜協同体構想を掲げた当時の日本が、実は対米関係を最重要視していたという意外な事実だ。日本と東アジア、そしてアメリカ―今日まで連なるこの錯綜した関係を解きほぐすために避けては通れないアジア主義の実像に迫る。文庫化に際して、その思想と政策との捩れを問う論考を書き下ろした増補決定版。 |
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目次 |
第1章 今なぜアジア主義を問いなおすのか |
おすすめコメント
侵略を正当化するレトリックか、それとも真の共存共栄をめざした理想か。アジア主義を外交史的観点から再考し、その今日的意義を問う。増補決定版。