共産主義黒書 アジア篇
ちくま学芸文庫 ク26−2
出版社名 | 筑摩書房 |
---|---|
出版年月 | 2017年1月 |
ISBNコード |
978-4-480-09774-3
(4-480-09774-0) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 572P 15cm |
シリーズ名 | 共産主義黒書 |
商品内容
要旨 |
各国の共産党政権が行ったテロルや抑圧の過程は、ソ連で練り上げられた母型から派生している。とりわけ中国、北朝鮮、カンボジアなど、アジア共産主義におけるそれは、犠牲者の総数ではソ連を凌駕し、酸鼻も極限に到った。その特徴は、過剰なまでのイデオロギー化と主意主義にある。「正しい思想」による意識の専有、人間の分類と再編成への意志、そして階級敵に対する絶滅政策の発動。この死のプログラムを社会全体に適用することに、政権はある期間成功する―。なぜ共産主義はかくも血塗られたものとなったのか。アジアでの実態とともに問う。 |
---|---|
目次 |
第2部 アジアの共産主義―「再教育」と虐殺のあいだ(中国―夜のなかへの長征 |
おすすめコメント
アジアの共産主義国家は抑圧政策においてソ連以上の悲惨を生んだ。中国、北朝鮮、カンボジアなどでの実態は我々に歴史の重さを突き付けてやまない。