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神話学入門

ちくま学芸文庫 オ28−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-480-09918-1
4-480-09918-2
税込価格 1,320円
頁数・縦 226P 15cm

商品内容

要旨

神話は人類にとって普遍的であるが、同時に一見捉えどころのないものでもある。神々と人間の関係が疎遠になり、信仰が動揺してきたとき、神話ははじめて客観的・意識的に眺められるようになった。こうして「神話とは何か」という問いかけが、その没落とともに始まった。「神話学」の誕生である。本書はヨーロッパにおいて発達した神話学研究の系譜を丁寧に辿りつつ、定義と分類、様々な解釈を詳述し、重要な側面を余すところなく紹介する。神話とその背景としての民族・文化・社会、世界像や儀礼との関係を泰斗が解き明かす定評ある入門書。

目次

1 神話研究の歩み
2 神話とはなにか?
3 神話の分類
4 宇宙の起源
5 人類の起源
6 文化の起源
7 世界像の諸類型
8 神話・儀礼・社会

著者紹介

大林 太良 (オオバヤシ タリョウ)  
1929‐2001年。東京生まれ。1952年東京大学経済学部卒業。1955‐59年フランクフルト大学、ウィーン大学、ハーヴァード大学にて民族学を学ぶ。ウィーン大学にてDr.phil.を取得。東京大学教授、東京女子大学教授、日本民族学会会長、北海道立北方民族博物館館長等を歴任。毎日出版文化賞、朝日賞、福岡アジア文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)