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全身翻訳家

ちくま文庫 こ39−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2011年8月
ISBNコード 978-4-480-42849-3
4-480-42849-6
税込価格 836円
頁数・縦 265P 15cm

商品内容

要旨

食事をしても子どもと会話しても本を読んでも映画を観ても旅に出かけても、すべて翻訳につながってしまう。翻訳家・鴻巣友季子が、その修業時代から今に至るまでを赤裸々かつ不思議に語ったエッセイ集。五感のすべてが、翻訳というフィルターを通して見える世界は、こんなにも深く奇妙でこんなにも楽しい。エッセイ集「やみくも」を大幅改編+増補した決定版。

目次

1 言葉が気になる(顔見知りfriend&acquaintance
ムズムズする訳mechanism&apparatus ほか)
2 胃袋を満たしてから(臨月のシフォンケーキ
大蛸で世界をめぐる ほか)
3 足腰を鍛える(翻訳家への長い長い序走
フラヌーズになりそこねた夜 ほか)
4 道草を食う(イパネマの娘
猫を借りる ほか)
5 さあ仕事をしよう(翻訳者気質
翻訳の魔宮へ ほか)

著者紹介

鴻巣 友季子 (コウノス ユキコ)  
東京生まれ。翻訳家・文芸評論家。クッツェー、アトウッド、クックなど英語文学の翻訳をメインに活躍。03年『嵐が丘』新訳で注目され、また09年には世界文学全集でヴァージニア・ウルフ「灯台へ」を翻訳し評判となる。他に翻訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)