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ジャンパーを着て四十年

ちくま文庫 こ2−2

出版社名 筑摩書房
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-480-43828-7
4-480-43828-9
税込価格 946円
頁数・縦 274P 15cm

商品内容

要旨

結婚式でも大使の前でも、いつでもジャンパー。柳田國男に破門され、「考古学」ならぬ「考現学」を生み出した今和次郎。戦前戦後の日本社会を市中から観察してきた著者がユーモアたっぷりに服装文化の古今東西を語りだす。“服”とは一体なにものなのか。世間に溢れる“正装”“礼儀”“エチケット”とは、“装う”という行為の意味は?時代を超える隠れた名著、待望の復刊!

目次

ジャンパーを着て四十年
礼儀作法の由来
きものの伝統
服装改良の歩み
ユニホームとは
地方にみる洋服姿
感覚か生活か
流行の価値を探れば
歓楽を求めるための衣裳(古代エジプト)
神に近づくための服装(初期キリスト教)
人づくりの哲学
大衆に直面して
家庭科にもの申す
服装への発言

出版社・メーカーコメント

世間に溢れる「正装」「礼儀」「エチケット」、形ばかりになってはいないか? 「考現学」の提唱者によるユーモア炸裂の服装文化論集。解説 武田砂鉄

著者紹介

今 和次郎 (コン ワジロウ)  
1888年、青森県弘前市生まれ。建築学者、風俗研究家。1912年、東京美術学校図案科卒業。17年頃から郷士会へ参加、柳田國男らと農村・民家の調査を行う。20年〜59年まで早稲田大学教授。23年の関東大震災後、吉田謙吉とともに「バラック装飾社」や「考現学」を始める。その後の研究範囲は服飾・風俗・生活・家政にまで及んだ。73年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)