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ヴァレリーの肖像

出版社名 筑摩書房
出版年月 2004年10月
ISBNコード 978-4-480-83809-4
4-480-83809-0
税込価格 7,480円
頁数・縦 524P 22cm

商品内容

要旨

20世紀最高の詩人・批評家ヴァレリーにおける“ナルシス”のテーマを主軸に、書く主体としてのヴァレリーの肖像を、その生涯の出来事にも触れながら、明晰な論理と透徹したエクリチュールで多面的に描き出す、白熱の論考。

目次

第1章 ナルシスの出発―初期ヴァレリーの想像的世界
第2章 嵐について―ヴァレリーの危機のころ
第3章 境界について―『ムッシュー・テスト』を中心に
第4章 ある対話について―ヴァレリーとマラルメ
第5章 ふたたび嵐について―『若きパルク』を読む
第6章 ナルシスの変貌―『ナルシス断章』を中心に
第7章 光と暗黒について―『ナルシス“終曲”』と『天使』

著者紹介

清水 徹 (シミズ トオル)  
1931年生まれ。東京大学仏文科卒。フランス文学者、文芸批評家。ポール・ヴァレリー、ステファヌ・マラルメなどを専攻、NRF以降の批評・思考の展開、ブランショ、フーコーなどの精細な読解・紹介でも知られる。著書に、『書物について』(読売文学賞、歴程賞受賞)など、訳書にM.ビュトール『時間割』(クローデル賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)