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母の声、川の匂い ある幼時と未生以前をめぐる断想

出版社名 筑摩書房
出版年月 2006年1月
ISBNコード 978-4-480-85598-5
4-480-85598-X
税込価格 2,640円
頁数・縦 222P 20cm

商品内容

要旨

灼熱のアフリカのドラムが甦らせた江戸木遣り、姉に長唄をさらう母の声、寡黙な父の後ろ姿…。江戸東京の地下水脈のうちにたどる文化人類学者の自分史。

目次

はじめに―自分史、そして地霊
母の声、川の匂い―ある幼時と未生以前をめぐる断想
下町
風の記憶
すみだ川―梅若幻想を育んだものは何か
終章 父の手紙

出版社
商品紹介

隅田川が誘うはるかなる記憶、姉に長唄をさらう母の声など、江戸東京の地下水脈にたどる文化人類学者の自分史。

著者紹介

川田 順造 (カワダ ジュンゾウ)  
1934年東京生まれ。東京大学教養学科(文化人類学分科)卒業。パリ第五大学民族学博士。日本・アフリカ・ヨーロッパの多年の現地調査から、西洋近代を相対化して人類の未来を探求する「文化の三角測量」を提唱する。その方法に基づく技術文化、声と文学、歴史認識などについての数多くの研究は、国際的にも高い評価を得ている。現在は神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授、日本常民文化研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)