探偵小説と叙述トリック ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?
KEY LIBRARY
出版社名 | 東京創元社 |
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出版年月 | 2011年4月 |
ISBNコード |
978-4-488-01531-2
(4-488-01531-X) |
税込価格 | 3,300円 |
頁数・縦 | 342P 20cm |
商品内容
文学賞情報 |
2012年
第12回
本格ミステリ大賞 評論・研究部門受賞 |
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要旨 |
作者が文章的に仕掛けた、読者の認識の錯誤を利用し、読後の衝撃を大きくする、“叙述トリック”というテクニック。アガサ・クリスティー『アクロイド殺し』を筆頭に、探偵小説において何度となく使われてきたこのテクニックに焦点をあて、探偵小説における叙述トリックの必然性を描きだす。「本格ミステリ評論」を題材に行なった巽昌章、法月綸太郎との公開鼎談も収録した、十年にわたって雑誌連載し、三十回分ずつ単行本化されてきた評論の掉尾を飾る一冊。 |
目次 |
はじめに―第三の波の精神史 |
出版社 商品紹介 |
探偵小説を見守り続けた著者が叙述トリックに焦点をあて、「新本格」登場以降の探偵小説について語る。10年に及ぶ連載の集大成。 |