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真夜中のタランテラ

ミステリ・フロンティア 48

出版社名 東京創元社
出版年月 2008年9月
ISBNコード 978-4-488-01751-4
4-488-01751-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 312P 20cm

商品内容

要旨

野外劇場の搬入口近くのベチで発見された、「義足のダンサー」として有名だった桐生志摩子の奇妙な死体。現場は、彼女が自らの人生を重ねてきた、アンデルセンの童話『赤い靴』になぞらえられたような状況であった。健常だった右足は切断されて行方不明。そして彼女の左義足と、持ち主不明の謎の右義足が、彼女のトレードマークであった赤い靴を履かされ、舞台に放置されていた。まるで義足が、赤い靴の呪いで踊ったかのように―。彼女の夫から相談を受け、義肢装具士の香坂徹と妹の奈緒、そして再生医療の研究者である鴇圭一郎は調査を開始するが、事件は予想もしない展開を見せる…。鮎川哲也賞受賞作家による、渾身の傑作ミステリ。

おすすめコメント

「義足のダンサー」として有名だった女性の死体が、アンデルセンの童話「赤い靴」をなぞったかのような状況で発見された。彼女に何が起こったのか?鮎川哲也賞受賞第一作。

著者紹介

麻見 和史 (アサミ カズシ)  
1965年千葉県生まれ。立教大学文学部卒。2006年、『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)