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九人のレジェンドと愚か者が一人

出版社名 東京創元社
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-488-02905-0
4-488-02905-1
税込価格 2,090円
頁数・縦 335P 19cm

商品内容

要旨

26年前、パ・リーグのペナントレースを制した阪和バーバリアンズ。6回2死まで0封された後、満塁ホームラン3本が飛び出して9点差をひっくり返すという史上稀に見る逆転試合をきっかけに、リーグ優勝、そして日本一へと駆け上った。その後の低迷期を経てこの夏、来季の新監督に抜擢されたのは、当時4番を務めた夏川誠だ。大阪毎朝放送がレジェンドと呼ばれたメンバーたちのインタビューと再現試合で構成する特別番組を企画。取材を取める中で、10人目のレジェンドともいえるマネージャーの存在が浮かび上がる。ところが、あの試合中に盗難事件があり、疑われたマネージャーは退団、そののち非業の死を遂げたという…。チーム思いのマネージャーがなぜ盗難を行ったのか?主要メンバー9人の中に、嘘をついた人物がいるのではないか?そして仲間を裏切った愚か者は誰なのか―。吉川英治文学新人賞作家が贈る、企みに満ちた長編ミステリ。

出版社・メーカーコメント

26年前、パ・リーグのペナントレースを制した阪和バーバリアンズ。満塁ホームラン3本が飛び出すという史上稀に見る逆転劇をきっかけに、リーグ優勝へと駆け上った。在阪テレビ局が、現在のレジェンドたちのインタビューと試合再現で構成する特集番組を企画。実はこの試合最中に盗難事件があり、疑われたマネージャーは退職。そののち彼は非業の死を遂げた……。主要メンバー9人の中に、嘘をつき続けた真犯人がいる!? 愚か者とは一体誰なのか。名手が贈る、企みに満ちたミステリ。

著者紹介

本城 雅人 (ホンジョウ マサト)  
1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒。スポーツ新聞記者、競馬雑誌デスクを経て、2009年『ノーバディノウズ』でデビュー。翌年に同作で第1回サムライジャパン野球文学賞を受賞。17年に新聞記者たちの地道な取材をテーマとした『ミッドナイト・ジャーナル』で第38回吉川英治文学新人賞を受賞。18年に『傍流の記者』が第159回直木三十五賞の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)