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とむらい自動車 猫丸先輩の空論

創元推理文庫 Mく2-12

出版社名 東京創元社
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-488-42125-0
4-488-42125-3
税込価格 946円
頁数・縦 385P 15cm

商品内容

要旨

友人が交通事故に遭った都心の街道沿い、電柱の傍らに供えられた花を眺めながら物思いに耽っていた男の前に、呼んでもいないタクシーが次々と…運転手たちが存在しない乗客を取り合う騒動にまで至った不可解な自動車集結事件をめぐる表題作、毎朝ベランダの同じ場所に置かれるペットボトルが謎を呼ぶ「水のそとの何か」など、猫丸先輩の推理が冴え渡る全六編を収めた連作短編集。

おすすめコメント

友人が交通事故に遭った都心の街道沿い、まだうっすら残るチョークの跡を眺めながら物思いにふけっていた僕の前に、呼んでもいない無線タクシーが次々と……運転手たちが存在しない乗客を取り合う騒動にまで至った不可解な自動車集結事件をめぐる表題作に、毎朝ベランダの同じ場所に置かれるミネラルウォーターが謎を呼ぶ「水のそとの何か」など、名探偵・猫丸先輩の推理が冴え渡る全六編を収める。『猫丸先輩の空論』を改題、文庫化。

著者紹介

倉知 淳 (クラチ ジュン)  
1962年静岡県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。93年、『競作五十円玉二十枚の謎』への投稿を経て翌94年、『日曜の夜は出たくない』で本格的な作家デビューを飾る。以後、ユーモラスで親しみやすい作風ながら、ミステリとしての完成度にも妥協しない、高いクオリティの作品群を書き続けている。2001年、『壺中の天国』で第1回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)