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近代の虚妄 現代文明論序説

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2020年10月
ISBNコード 978-4-492-22396-3
4-492-22396-7
税込価格 3,080円
頁数・縦 493P 20cm

商品内容

要旨

古代ギリシャから西洋近代、そして日本思想へと及ぶ哲学の営為を俯瞰、「価値」なるものの根源に迫る、畢竟の著。

目次

序論 新型コロナウイルスと現代文明
第1章 フェイクの時代の民主主義
第2章 「歴史の終わり」と「歴史の危機」
第3章 「西洋の没落」に始まる現代
第4章 ハイデガーの問いと西洋文化の帰結
第5章 「ニヒリズムの時代」としての近代
第6章 科学技術に翻弄される現代文明
第7章 暴走する「グローバル資本主義」―経済学の責任
第8章 「無の思想」と西田哲学
終章 日本思想の可能性

出版社・メーカーコメント

ポピュリズムとニヒリズムを乗り越え、アフターコロナに求められる思想とは何か。知の巨人が西洋近代の限界と日本思想の可能性を探る

著者紹介

佐伯 啓思 (サエキ ケイシ)  
思想家、京都大学名誉教授、京都大学こころの未来研究センター特任教授。1949年奈良県生まれ。東京大学経済学部卒業。同大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。広島修道大学専任講師、滋賀大学教授、京都大学大学院教授などを歴任。著書に『隠された思考』(筑摩書房、サントリー学芸賞受賞)、『「アメリカニズム」の終焉』(TBSブリタニカ、NIRA政策研究・東畑記念賞受賞)、『現代日本のリベラリズム』(講談社、読売論壇賞受賞)など。現代文明や日本思想についての言論誌『ひらく』(A&F BOOKS)の監修も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)