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経済学は人びとを幸福にできるか

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2013年11月
ISBNコード 978-4-492-31442-5
4-492-31442-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 273P 19cm

商品内容

目次

第1部 市場原理主義の末路(社会的共通資本は市場原理主義では守れない
パックス・アメリカーナの危うさ)
第2部 右傾化する日本への危惧(昭和天皇とヨハネ・パウロ二世の言葉
戦争の傷を抱えた経済学者)
第3部 60年代アメリカ―激動する社会と研究者仲間たち(若き友人たちを巻き込んだヴェトナム戦争
レオン・フェスティンガーを偲ぶ
九・一一テロが想起させる『ローマ帝国衰亡史』
ハーヴェイ・ロードの僭見と日本の官僚)
第4部 学びの場の再生(魚に泳ぎ方を教える
経済学の新しい地平を拓くのは学生だ
果たせなかった「夢の教科書」作り
大学で「学び」を心ゆくまで楽しむ
ビールを飲みにゆく心のゆとり
ケンブリッジのカレッジで
福祉は制度化できるか)
第5部 地球環境問題への視座(社会的共通資本としての環境
経済学はグローバル・チェンジを考察できるのか
空海が学んだスリランカの溜池潅漑
人間的な都市を求めて―ルーヴァン大学の挑戦
緑地という都市環境をどう創るか)

出版社
商品紹介

2003年刊『経済学と人間の心』の新装版。効率性よりも人間の尊厳を大切にした経済社会の構築を説く。池上彰氏の解説つき。

著者紹介

宇沢 弘文 (ウザワ ヒロフミ)  
東京大学名誉教授。日本学士院会員。1928年生まれ。東京大学理学部数学科卒業、同大学院に進み、特別研究生。1956年スタンフォード大学に移り、同大学経済学部助教授、カリフォルニア大学助教授を経て、シカゴ大学教授。1969年東京大学経済学部教授。その後、新潟大学教授、中央大学教授。2003年4月〜2009年3月同志社大学社会的共通資本研究センター長。1997年文化勲章受章。世界計量経済学会会長を務めた。成田空港問題にかかわり、都市問題、地球温暖化問題に取り組む。近年は社会的共通資本の考え方の普及に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)