医療現場の行動経済学 すれ違う医者と患者
出版社名 | 東洋経済新報社 |
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出版年月 | 2018年8月 |
ISBNコード |
978-4-492-31507-1
(4-492-31507-1) |
税込価格 | 2,640円 |
頁数・縦 | 265,27P 19cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 医療ドラマによくある、また実際に経験した人もいるであろう、がんなどの重病の告知場面。伝えられる患者や家族にとって、冷静さを保つのが難しく、今後の治療方針を説明されても、合理的な判断がしづらいものである。これに代表される医療現場における意思決定の問題には「行動経済学」が有効だ。本書では、2017年にリチャード・セイラー氏がノーベル経済学賞を受賞したことでも注目された行動経済学の知見をもとに、患者やその家族、および医師や看護師などの医療者が、重大な意思決定の場面で陥りがちなバイアス(感情などで歪められた不合理な心理傾向)を分析。いかに後悔のない適切な判断をすべきかを、さまざまなケースを想定しながら論じている。編著者の大竹文雄氏は、大阪大学大学院経済学研究科教授で、労働経済学と行動経済学を専門とする。平井啓氏は大阪大学大学院人間科学研究科准教授で健康・医療心理学、行動医学等が専門。ダイジェストで取り上げた章の著者で、大谷弘行氏は九州がんセンター緩和治療科の医師、塩?麻里子氏は近畿大学総合社会学部准教授である。 |
商品内容
要旨 |
「ここまでやって来たのだから続けたい」「まだ大丈夫だからこのままでいい」「『がんが消えた』という広告があった」といった診察室での会話例から、行動経済学的に患者とその家族、医療者の意思決定を分析。医者と患者双方がよりよい意思決定をするうえで役立つ一冊! |
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目次 |
第1部 医療行動経済学とは(診療現場での会話 |
おすすめコメント
医療現場での「決められない」「先延ばし」はなぜ起こってしまうのか? 行動経済学を用いて理論的背景とその解決策を示す。