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欲望の資本主義 ルールが変わる時

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-492-37119-0
4-492-37119-2
税込価格 1,650円
頁数・縦 243P 19cm
シリーズ名 欲望の資本主義

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要旨

2016年5月28日、NHK地上波総合で放送されたある硬派な経済ドキュメンタリー番組が大きな反響を呼んだ。「欲望の資本主義~ルールが変わる時~」だ。気鋭の若手経済学者・安田洋?大阪大学大学院准教授が、世界トップクラスの経済学者、アナリスト、投資家らと対談し、「資本主義とは?」「利子とは?」「欲望とは?」といった現代社会の深層にある根源的な問いをぶつけるという内容。好評につき2017年1月には「欲望の資本主義2017」、4月には「欲望の民主主義」といった続編も放送された。本書は同番組の書籍化。登場した世界のトップランナーの中から、3人の巨人との対談をメインとする。コロンビア大学教授で2001年ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・E・スティグリッツ氏、チェコのCSOB銀行マクロ経済担当チーフストラテジストで、ベストセラー『善と悪の経済学』(東洋経済新報社)の著者トーマス・セドラチェク氏、元ゴールドマン・サックスの投資家でシェルパ・キャピタルCEOのスコット・スタンフォード氏だ。なお、ダイジェストでは後二者のパートを取り上げた。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2017年07月07日]

商品内容

要旨

この星は欲望でつながっている―。世界の知性が新しい経済を問い直す。大反響!異色のNHK経済教養ドキュメント待望の書籍化!未放送インタビューも多数収録した拡大版。

目次

第1章 「アダム・スミスは間違っていた」“近代”経済学の巨人・スティグリッツ
第2章 「資本主義は成長がマストではない」異端の奇才・セドラチェク
第3章 「資本主義は完璧じゃない。労働のない社会が来る」未来をクールに見る投資家・スタンフォード
特別対談 「成長資本主義が世界の不安定化を招いている。GDP至上主義と決別せよ!」セドラチェク×小林喜光

おすすめコメント

この星は欲望でつながっている。やめられない、止まらない、欲望が欲望を生む世界。わたしたちはいつからこんな社会を生きているんだろう? 大反響のNHK経済教養ドキュメント『欲望の資本主義』、待望の書籍化! 未放送インタビューも多数収録した拡大版。経済のルールはいつどのように変わってきたのか? 利子という「禁断の果実」は何をもたらしたのか? お金に代わる新しい“通貨”とは? 「アダム・スミスは間違っていた」、「ケインズは誤解されている」……。ノーベル賞学者スティグリッツ、異端の奇才エコノミスト・セドラチェク、シリコンバレーの投資家スタンフォードら、世界の知性との対話を通して、人間の業=欲望をキーワードに資本主義の本質と新しい経済を問い直す異色ドキュメント。ナビゲーターは気鋭の若手経済学者・安田洋祐准教授。特別対談「セドラチェク×小林喜光」も収録。

著者紹介

丸山 俊一 (マルヤマ シュンイチ)  
NHKエンタープライズ制作本部番組開発エグゼクティブ・プロデューサー。1962年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。「英語でしゃべらナイト」「爆問学問」「ソクラテスの人事」「仕事ハッケン伝」「ニッポン戦後サブカルチャー史」などを企画開発、現在も「ニッポンのジレンマ」他、数多くの異色教養番組をプロデュースし続ける。早稲田大学、東京藝術大学で講師を兼務
安田 洋祐 (ヤスダ ヨウスケ)  
大阪大学大学院経済学研究科准教授。1980年東京都生まれ。2002年東京大学経済学部卒業。2007年プリンストン大学よりPh.D.取得(経済学)。政策研究大学院大学助教授を経て、2014年4月から現職。専門は戦略的な状況を分析するゲーム理論。主な研究テーマは、現実の市場や制度を設計するマーケットデザイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)