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ワイズカンパニー 知識創造から知識実践への新しいモデル

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-492-52230-1
4-492-52230-1
税込価格 3,520円
頁数・縦 470,51P 20cm

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要旨

企業などの組織が長く繁栄していくには、持続的にイノベーションを起こし続ける必要がある。そのためには、絶え間なく新しい「知識」を生み出し、それを組織全体に広げ、知識を行動に変えていかなければならないのだろう。そのように知識創造を知識実践に結びつける方法論は、どのようなものなのか。1995年に発表された経営学の世界的名著『知識創造企業』の続編でもある本書では、著者らが長年にわたり収集した企業事例をもとに、「知識」を生み出してそれを広め、実践に結びつける独自の理論「SECI(セキ)モデル」の最新型を提示。組織を持続的に発展させる「ワイズリーダー」と、ワイズリーダーに率いられた「ワイズカンパニー」のあり方を論じている。自転車部品や釣具などを製造するメーカー「シマノ」、大手製薬会社「エーザイ」などでは、SECIモデルを何度も繰り返し、スパイラル状に知識ベースを広げていく「SECIスパイラル」を実践している。著者の野中郁次郎氏は一橋大学名誉教授で、知識創造理論を世界に広めたナレッジマネジメントの権威。竹内弘高氏は、ハーバード大学経営大学院教授、一橋大学名誉教授で、2019年より国際基督教大学理事長を兼務。なお、本書は2019年に英語で発表された書籍の日本語版である。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2020年12月11日]

商品内容

要旨

学問を超えた理論と数多くの企業事例から、デジタル時代の人間の生き方と経営を考える。知識から知恵へ、イノベーションから持続的イノベーションへ。経営学の世界的名著『知識創造企業』著者両氏による四半世紀ぶりの続編。

目次

第1部 新しい理論的基盤(知識から知恵へ
知識実践の土台
知識創造と知識実践のモデル)
第2部 ワイズカンパニーの六つのリーダーシップの実践(何が善かを判断する
本質をつかむ
「場」を創出する
本質を伝える
政治力を行使する
社員の実践知を育む)
エピローグ 最後に伝えたいこと

出版社・メーカーコメント

イノベーションを起こし続ける企業やリーダーの秘訣はどこにあるのか。世界的名著『知識創造企業』から四半世紀、待望の続編。

著者紹介

野中 郁次郎 (ノナカ イクジロウ)  
1935年東京都生まれ。58年早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造勤務の後、カリフォルニア大学(バークレー校)経営大学院にてPh.D.取得。南山大学経営学部、防衛大学校、一橋大学産業経営研究施設、北陸先端科学技術大学院大学、一橋大学大学院国際企業戦略研究科各教授、カリフォルニア大学(バークレー校)経営大学院ゼロックス知識学特別名誉教授を経て、一橋大学名誉教授、日本学士院会員。知識創造理論を世界に広めたナレッジマネジメントの権威で、海外での講演多数
竹内 弘高 (タケウチ ヒロタカ)  
1946年東京都生まれ。69年国際基督教大学卒業。71年カリフォルニア大学バークレー校にてMBA、77年同校にてPh.D.取得。ハーバード大学経営大学院(ハーバード・ビジネス・スクール)助教授、一橋大学商学部教授、同大学大学院国際企業戦略研究科初代研究科長などを経て、ハーバード大学経営大学院教授、一橋大学名誉教授。2019年より国際基督教大学理事長を兼務。グローバル企業との実務経験もあり、ダボス会議をはじめとする国際会議にスピーカーとして数多く出席している
黒輪 篤嗣 (クロワ アツシ)  
1973年茨城県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。翻訳家。ノンフィクションの翻訳を幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)