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IPOの経済分析 過小値付けの謎を解く

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-492-65487-3
4-492-65487-9
税込価格 3,740円
頁数・縦 225P 22cm

商品内容

要旨

本書はIPO(Initial Public Offering)の値付けに焦点を絞った研究書である。具体的には、いまの日本の値付けメカニズムがいかに特異なものであるかを指摘し、その現象がなぜ起こっているのかを解明し、制度をどう改善すべきかの提言を行う。

目次

第1章 日本のIPOの何が問題か―本書の目的と概要
第2章 日本のIPO制度―値付け方法と配分方法を中心に
第3章 過小値付け現象に関する先行研究
第4章 入札方式下の主幹事の「適正値付け」行動
第5章 不正確性プレミアム仮説―謎1の解明
第6章 現行方式の特異性に関する観察事実
第7章 利益相反仮説の提示とその根拠
第8章 利益相反仮説の検証―謎2の解明
第9章 結論

おすすめコメント

新規公開株はなぜ異常に高い初期収益率が発生するのか。データに基づく分析を基にそうした現象の背景を解明し、制度の問題点を指摘。

著者紹介

金子 隆 (カネコ タカシ)  
慶應義塾大学名誉教授。1953年生まれ。1975年慶應義塾大学経済学部卒業。1980年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。慶應義塾大学商学部助手、助教授を経て、1992年教授。2013〜15年商学部長。専門分野はファイナンス(特に企業金融論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)