商品内容
要旨 |
令和3年までの法改正、公布された政令・内閣府令、重要判例などを踏まえた金融商品取引法の入門書です。金融商品取引法は、金融商品を取り扱う証券会社や銀行ばかりでなく、投資家や上場会社にも大きな影響を及ぼします。本書は、この「金融界の基本法」を最新の事例を交えながら、第一人者が手ほどきします。ディスクロージャーやインサイダー取引、金融商品の勧誘、行政処分などの主要な項目のほか、ESG(環境・社会・ガバナンス)開示など注目を集める重要問題を取り上げ、ていねいに説明。金融サービス提供法やコーポレートガバナンス・コード、スチュワードシップ・コードなど、金融商品取引法と密接に関連する法律やソフトローについても取り上げ、資本市場における法的規律の全体像がつかめるよう工夫しています。専門用語には説明を加えるなど、大学で法律を履修していない初心者にも理解できるよう配慮しています。 |
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目次 |
第1章 資本市場と金融商品取引法 |
出版社・メーカーコメント
複雑な金融商品取引法を第一人者がわかりやすく解説。暗号資産の扱いやコーポレートガバナンス・コードの改訂、サステナビリティ開示など、最新の動きに対応した入門書の決定版!●本書は、金融商品取引法(金商法)を解説したロングセラーの最新版。金融関係者をはじめ金商法に触れる機会の多いビジネスパーソンのあいだで信頼のおける教科書として広く支持されています。●金商法は、2006年に成立して以後、毎年のように改正されてきました。同法に加えて上場企業や金融機関などは、コーポレートガバナンス・コード(CGC)や「責任ある機関投資家」の諸原則(スチュワードシップ・コード、SC)などにも規律されており、相互に深く関連しています。本書は、これらのルールを一体的に扱い、会社法にも触れつつ解説することで、読者が金融市場の規律を包括的に理解できるよう工夫しています。●第8版では、2018年に刊行した第7版以降の主要な法改正やルールの変更、重要判例を踏まえた最新の内容です。とくに暗号資産に関する法的扱い、CGCの改訂、ESG情報開示などが改訂の柱となっています。