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戦略の世界史 戦争・政治・ビジネス 下

日経ビジネス人文庫 ふ6-2

出版社名 日経BP日本経済新聞出版本部
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-532-24008-0
4-532-24008-5
税込価格 1,430円
頁数・縦 658P 16cm
シリーズ名 戦略の世界史

商品内容

要旨

誰もが戦略を必要としている。そして戦略は、最も重要な政治的アート(技芸)である―。人間の合理性、心理、行動、組織と個人、コミュニケーション、倫理、脳の働き、人間関係、社会関係など、軍事分野をはじめ、社会のあらゆる領域、さまざまな科学の理論と密接にかかわって発展してきた「戦略」の歴史と意義を縦横無尽に明らかにする。

目次

第3部 下からの戦略(続)(定式、神話、プロパガンダ
非暴力の力
実存主義的戦略 ほか)
第4部 上からの戦略(マネジメント階級の台頭
ビジネスのビジネス
経営戦略 ほか)
第5部 戦略の理論(合理的選択の限界
合理的選択を超えて
ストーリーとスクリプト)

出版社・メーカーコメント

■戦略とは、「パワーを創り出すアートである」。■戦略には、脅威と圧力だけでなく交渉と説得、物理的な効果だけでなく心理的な効果、行動や言葉も含まれる。戦略が最も重要な政治的アート(技芸)であるのはこのためだ。戦略は、人間の合理性、心理、行動、組織と個人、コミュニケーション、倫理、脳の働き、人間関係、社会関係など、社会のさまざまな領域と結びつき、多様な科学の理論と密接にかかわって発展してきた。■下巻では、「下からの戦略」として、ガンジーらの非暴力運動、キング牧師らの公民権運動、クーンの科学革命論、フーコーの哲学、アメリカ大統領選挙戦など、多様な話題を通じて戦略思想の変容をとらえる。また「上からの戦略」として、テイラー、スローン、フォードら経営者、ドラッカーなどの経営理論家の思想、ゲーム理論などの経済学の隆盛、社会学的な取り組みを明らかにし、合理的選択理論の限界、ナラティブ、ストーリーとスクリプトの有効性を問い、今日における戦略理論の妥当性を追究する。

著者紹介

フリードマン,ローレンス (フリードマン,ローレンス)   Freedman,Lawrence
ロンドン大学キングス・カレッジ戦争研究学部名誉教授。国際政治研究者。核戦略、冷戦、安全保障問題について幅広く著作・執筆を行う。マンチェスター大学、ヨーク大学、オックスフォード大学で学ぶ。オックスフォード大学ナッツフィールド・カレッジ、英国際戦略研究所、王立国際関係研究所を経て、キングス・カレッジ戦争研究学部教授に就任
貫井 佳子 (ヌキイ ヨシコ)  
翻訳家。青山学院大学国際政治経済学部卒業。証券系シンクタンク、外資系証券会社に勤務後、フリーランスで翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)