円相場の終わり
日経プレミアシリーズ 424
出版社名 | 日経BP日本経済新聞出版本部 |
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出版年月 | 2020年4月 |
ISBNコード |
978-4-532-26424-6
(4-532-26424-3) |
税込価格 | 935円 |
頁数・縦 | 204P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 円・ドルの為替相場が、ほとんど動かなくなっているという。新型コロナウイルスの感染拡大に際しても、株価は急落したが、為替相場への影響は一時的で、円・ドル相場はすぐに元の狭い値幅に戻った。為替相場は明らかに停滞しており、やがて衰弱していくとも考えられている。どうなるのだろうか。本書では、為替相場、とくに円相場が停滞から衰弱、さらには終幕への道を歩むと考えられる4つの要因を示し、現在の変動相場制がなくなる未来の可能性を占っている。4つの要因とは、グローバル化・IT化、自国優先の保護主義、為替取引の技術革新、国際デジタル通貨の登場。これらの要因により物価の平準化などが起こり、各国の金融政策が功を奏しなくなる。そして、グローバル企業の取引の障害にもなる為替制度そのものが見直されるようになる可能性が高いという。著者は、日本経済新聞編集委員。25年以上にわたりマーケットを取材してきており、日経ヴェリタス編集長等を経て2019年4月から現職。 |
商品内容
要旨 |
円相場が衰弱しつつある。コロナ・ショックは最後の打ち上げ花火にすぎない。金利が各国とも最低レベルにあり、超高速の自動発注システムが相場を支配する。このまま為替相場は終焉を迎えてしまうのか。四半世紀にわたって相場をみてきた日経のベテラン記者が、マネー経済の本質的な変化を伝える。 |
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目次 |
序章 終幕の予兆 |
おすすめコメント
消えゆく為替の役割。グローバル化とIT化がもたらす低成長、低金利。日経きっての為替記者がマネー経済のいまと未来を問いかける。