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無駄だらけの社会保障

日経プレミアシリーズ 428

出版社名 日経BP日本経済新聞出版本部
出版年月 2020年5月
ISBNコード 978-4-532-26428-4
4-532-26428-6
税込価格 990円
頁数・縦 230P 18cm

商品内容

要旨

鼻炎薬や湿布など市販品があるのに病院で5000億円超の薬が処方され、自治体の9割が科学的根拠の乏しいがん検診を実施し、過剰な治療を招いている…。社会保障にまつわる国家支出は年々増え、国民の重い負担になっているが、医療や介護の現場を探ると想像を絶するほど多額の“無駄遣い”が生じている。日本経済新聞の調査報道チームが、膨大なデータの独自分析によって日本の社会保障が抱える「病」、に切り込む。

目次

第1章 そのクスリ、本当に必要ですか?(湿布、鼻炎薬…市販品あるのに病院処方で5000億円
日本の「非常識」、効果低い薬にも保険
足踏みする「安い薬」の普及
あふれる抗生物質と「飲み残し薬」
インタビュー編 薬の無駄をどう省くのか)
第2章 つくられる入院患者(後期高齢者に広がる「年100万円超え」
過剰ベッド減らぬ病院、5年で14%増える
寝るだけ、服薬だけ…海外より長引く入院
自治体の9割で根拠薄いがん検診)
第3章 見えぬ地域医療の未来像(公立病院膨らむ「隠れ赤字」
遠い国保健全化、保険料上げず自治体補填
かけ声倒れの医療ITネットワーク
「ネット処方薬」普及遠く
インタビュー編 老いる患者、地域医療どう変わる)
第4章 終の棲家、どこへ(膨らむ「おひとり様」リスク
足りないはずの「特養」、実は空いている
高齢者住宅「サ高住」の異変
介護「外国人頼み」の死角
要介護度、ばらつく認定)
第5章 クライシスを避けるには(エビデンスなき政策をやめよ
痛み恐れず、病院再編を
介護の脱・ハコモノ、人材育成が先決)