ネクスト・ブロックチェーン 次世代産業創成のエコシステム
出版社名 | 日本経済新聞出版社 |
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出版年月 | 2019年9月 |
ISBNコード |
978-4-532-35834-1
(4-532-35834-5) |
税込価格 | 2,640円 |
頁数・縦 | 293P 20cm |
商品内容
要旨 |
IoTビッグデータ市場、タラクサ、ダップス、DEX―。仮想通貨を支えるブロックチェーンの新しい技術が生み出され、新たな応用が生み出されようとしている。ブロックチェーンをベースとする情報技術産業の新たな発展には、技術と人と社会の全体が調和のとれたサイバー・エコシステム(生態系)が不可欠だ。本書は、金融システムを一変させる最新のブロックチェーン技術とその応用を紹介するとともに、健全な産業育成に必要なサイバー・エコシステムをどのように構築すべきかを提言する最先端の経済戦略書。 |
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目次 |
序章 サイバー・エコシステムへの道 |
出版社・メーカーコメント
ロックチェーン技術を用いたビジネスの設計および運用に関する事実関係を把握するとともに、安全性及び利便性をどう評価し、あるいはどう向上するかを探ります。また、ブロックチェーンを用いたビジネスの成長過程で、日本国内および国際的に、法律問題がどのように生じ、どのように手当てすることが好ましいかの検討を試みます。仮想通貨の発行利益、決済手段の多様化など、仮想通貨が社会に浸透する過程で、日本および世界の金融経済に生じる変化について、経済学の視点から分析を試みます。これまで、ビットコインに代表されるブロックチェーン通貨やイーサリアム上のブロックチェーン・ビジネスは投機の対象となり価値が定まらず、資金洗浄や違法薬物などの取引にも利用されてきました。その結果、ブロックチェーン自体に対する社会の目は厳しいものがあります。しかし、今後、より優れた技術が開発され、それを利用する制度が充実すれば、データという新しい生産要素の活用で生産性を高め、現代の金融制度のもとでの取引費用を大幅に削減し、新しい価値を生み出す可能性が広がっています。本書では、その可能性を、技術、ビジネス、市場システム、規制といったさまざまな観点から検討します。