• 本

日本銀行失策の本質

出版社名 日本経済新聞出版社
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-532-35844-0
4-532-35844-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 303P 19cm

商品内容

要旨

大蔵省に恩を売って利上げ見送り、深追いしすぎたバブル潰し、日銀法改正に没頭し危機を見逃す、はえぬきの独善―。日本経済の低迷は、金融政策運営の失敗が積み重なったものだ。この30年にわたる日銀総裁の戦いを追った経済ドキュメント。バブル期以降の総裁である澄田智、三重野康、松下康雄、速水優、福井俊彦、白川方明、黒田東彦の時代の政策や出来事を様々なエピソードを織り込んでその功罪を明らかにし、それを踏まえて日銀が取り組むべき課題を提言する。

目次

1 屈辱―驚愕の副作用
2 恨み―バブルが生んだ確執
3 独立―見落とされた火種
4 驕り―はえぬきの独善
5 屈服―アベノミクスの衝撃
6 改革―恩讐を捨てて
補論(不毛の哲学論争―金利か量か
責任回避の言葉遊び―日本版インフレターゲットへの道
翻弄される銀行―監督と金融政策のはざまで)

おすすめコメント

この30年の経済低迷の責任は日本銀行にある! バブルからゼロ金利政策、リーマンショック対応、異次元緩和まで歴代総裁の失策を解明。

著者紹介

太田 康夫 (オオタ ヤスオ)  
日本経済新聞社編集局編集委員。1959年京都生まれ。82年東京大学卒業、同年日本経済新聞社入社。金融部、チューリヒ(スイス)支局、経済部などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)