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FRBの仕組みと経済への影響がわかる本 FOMC経済見通しと議長記者会見の読み解き方

出版社名 日本実業出版社
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-534-06037-2
4-534-06037-8
税込価格 1,980円
頁数・縦 190P 21cm

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要旨

ほとんどの国や地域に「中央銀行」が設置されている。日本銀行など、通貨発行、政策金利の決定といった国や地域の金融政策の中核となる機関である。その多くの名称に「~銀行」とつくが、米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)は、その慣例にならわない。FRBは「組織」ではなく「制度」だからだ。本書では、世界経済に大きな影響力のある米国FRBの、中央銀行としては独自の仕組み、役割、経済政策の考え方・読み方、経済への影響等をわかりやすく解説している。FRBは1913年に成立した連邦準備法に基づき設立された組織で、12の連邦準備銀行(地区連銀)、連邦公開市場委員会(FOMC)とともに「連邦準備制度」(FRS)を構成する。FRBのメンバーは、大統領から指名された7名の理事であり、やはり大統領が指名する議長は、世界経済を左右するきわめて重要な役職である。著者は金利為替市場コメンテーター、金融翻訳家。銀行にて融資・預金業務やSWIFT・コルレス業務など外国為替業務を担当した後、金融情報サービス業QUICK(日本経済新聞社グループ)、米企業ブリッジニュース社を経て現職。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2023年11月1日]

商品内容

要旨

「FRB」の最大の目的は、アメリカの「雇用の最大化」と「物価の安定」です。そのために彼らはどのように考え、どう行動しようとしているのか―。基本的な思考スタンスから、資料の見方、会見の読み方まで、ポイントを押さえた解説で、FRBの動きが見えてきます。

目次

第1章 FRB(連邦準備制度理事会)とはどのような組織で、何を目的にしているのか
第2章 3年先までの政策がわかる「FOMC経済見通し」(SEP)の読み方
第3章 FOMC直後に行われるFRB議長の記者会見は必見!
第4章 FRBの金融政策が世界経済に影響を与える
第5章 FRBの目的(1)「雇用の最大化」「雇用統計」に敏感になると動きが読める
第6章 FRBの目的(2)「物価の安定」物価についてどう見ているのか
第7章 FRBの政策に影響を与えるその他の経済指標

著者紹介

工藤 浩義 (クドウ ヒロヨシ)  
金利為替市場コメンテーター、金融翻訳家。上智大学経済学部卒業。銀行にて融資・預金業務やSWIFT・コルレス業務など外国為替業務を担当。湾岸戦争時に有事のドル買いによる相場急騰を見て、リアルタイム情報の重要性を感じ、金融情報サービス業QUICK(日本経済新聞社グループ)に移る。経理部・財務部での業務、米ニューヨーク現地法人マネージャーとして米国の会計・税務全般を担当。その後、情報本部にて日経225オプション戦略や債券先物(JGB)の市場コメント執筆、米FRB関連情報の翻訳・配信を行う。米企業ブリッジニュース社に移り、同様のサービスを導入・発展させる。現在は金融市場のコメント執筆や金融・企業財務の翻訳業務に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)