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憲法の土壌を培養する

出版社名 日本評論社
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-535-52539-9
4-535-52539-0
税込価格 2,750円
頁数・縦 310P 20cm

商品内容

要旨

憲法について、より根底的な地平から大きく、そして厳密に考えるために。鼎談と論攷を通じた批判的討議から、知のあり方を彫琢する。

目次

鼎談 憲法の土壌を培養する
近代国家の構造と法による「闇」への対処
憲法・国制・土壌
改革・階級・憲法―日本社会の歴史的条件
宣言的判決の生理と病理
木庭顕、ある人文主義者の肖像―「法律時報」誌上における蟻川・木庭・樋口三氏の鼎談に接して
簡単な応答
裁判における事実の解像度―民事訴訟法三二一条一項と自衛官合祀拒否訴訟最高裁判決
政治的階層と知的階層
私権力と公共

出版社・メーカーコメント

法律時報誌における同名の鼎談企画を出発点とし、現代日本社会に「憲法の土壌」があるかを徹底的に議論する。社会的イシューの中心に位置しながら、その取扱いが表層にとどまりがちであり、社会基盤の要たる要請を憲法がどこまで受け止め、その学知を息づかせることに成功しているか、批判的な議論を通じて掘り下げることを目的とする書である。さらには、政治、文学、歴史といった多用なファクターから、「知」のあり方そのものにも迫る一冊。

著者紹介

蟻川 恒正 (アリカワ ツネマサ)  
1964年生まれ。東京大学法学部卒業。日本大学教授
木庭 顕 (コバ アキラ)  
1951年生まれ。東京大学法学部卒業。歴史学者
樋口 陽一 (ヒグチ ヨウイチ)  
1934年生まれ。東北大学法学部卒業。憲法学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)