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内山節著作集 3

戦後日本の労働過程

出版社名 農山漁村文化協会
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-540-14127-0
4-540-14127-9
税込価格 3,190円
頁数・縦 350P 20cm
シリーズ名 内山節著作集

商品内容

要旨

一九七〇年代、オイルショック後の不況=高度経済成長の終焉という局面において、経済発展が労働の質の低下をもたらしたことを、戦後の技術革新の流れを含めて分析する。自分の労働をつくりだす権利=労働権の欠如という視点を軸に、経済成長さえすれば豊かになれるといういまも変わらぬ幻想を明快に打破している。ほかに労働意識にかかわる論考二本と、使用価値や労働をめぐって啓発しあう関係にあった渡植彦太郎の三部作への解説を収録。

目次

著者解題 経済を労働の視点からとらえなおす
戦後日本の労働過程
戦後の労働者の労働意識と労働観
頭脳を外注化する時代の仕事意識―『ソフトをつくる』あとがき
自然と社会の矛盾を人間の存在の次元でとらえる道筋―渡植彦太郎『仕事が暮らしをこわす』解説
非文化としての資本制社会批判の理論―渡植彦太郎『技術が労働をこわす』解説
今日の学問を克服する主体を見透す―渡植彦太郎『学問が民衆知をこわす』解説

出版社
商品紹介

1970年代の不況という局面において、経済発展が労働の質の低下をもたらしたことを、戦後の技術革新の流れを含めて分析する。

著者紹介

内山 節 (ウチヤマ タカシ)  
1950年、東京生まれ。哲学者。『労働過程論ノート』(1976年、田畑書店)で哲学・評論界に登場。一九七〇年代から東京と群馬県上野村を往復して暮らす。趣味の釣りをとおして、川、山と村、そこでの労働のあり方についての論考を展開。NPO法人・森づくりフォーラム代表理事。『かがり火』編集長。「東北農家の会」「九州農家の会」などで講師を務める。2010年4月より、2015年3月まで立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)