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シン・オーガニック 土壌・微生物・タネのつながりをとりもどす

出版社名 農山漁村文化協会
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-540-23167-4
4-540-23167-7
税込価格 2,530円
頁数・縦 367P 19cm

商品内容

要旨

世界の食料需給の逼迫が懸念される一方で、カーボンゼロや生物多様性の保全を達成しなければならない。地球沸騰を回避し、世界飢餓も防ぐという二つの難題を同時に解決する―これが食と農をめぐる現代的な課題だ。こうした前提には世界的にコンセンサスが得られているが、それを実現する手法となるとまさに百花繚乱。AIなど先端技術を用いたフードテックがあると同時に、有機農業や自然農法、リジェネラティブ農業などがある。なぜ化学肥料や農薬を使わなくとも作物は育つのか?なぜ不耕起栽培が有効なのか?なぜ生物多様性が重要なのか?―有機農業や自然農法にかかわる“そもそも”の問いに、最先端の科学的知見と篤農家の叡智から縦横に語る。

目次

自然生態系の創発から見えてきた有機農業のメカニズム
第1部 地球史からみた植物と土とのつながり(生命誕生とカーボンと窒素の深いつながり
植物上陸と土ができるまで)
第2部 土からみた動植物の健康(健康であれば作物も家畜も病気にならない
無化学肥料でも農業はできる?
リンは微生物のつながりと資源循環で
健康な土は水を浄化し動物も健康にする)
第3部 進化からみた微生物とタネとのつながり(共生の進化と森林の誕生
大地再生農業とタネのつながり)
過去の篤農家の叡智をいまの目で見なおす

著者紹介

吉田 太郎 (ヨシダ タロウ)  
1961年、東京都生まれ。筑波大学自然学類卒。同大大学院地球科学研究科中退。専攻は地質学。埼玉県、東京都および長野県の農業関係行政職員として勤務。長野県では農業大学校教授(生物学、土壌肥料学演習)のほか、有機農業推進担当職員として有機農業の啓発普及に従事した。定年退職後は晴耕雨読の生活をしつつ、フリージャーナリストとして活動。NPO法人日本有機農業研究会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)