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アフリカの国家建設 自分たちの国をつくる

出版社名 白水社
出版年月 2026年4月
ISBNコード 978-4-560-02591-8
4-560-02591-6
税込価格 2,970円
頁数・縦 325,14P 19cm

商品内容

要旨

現代世界の国家は、経済発展や平和など、人びとの生活の基本問題に深く関わる。アフリカの国家は、もともとヨーロッパ植民地列強や入植者が支配と統治のために創りあげたものだ。「他者」が支配のために創った機構を自分たちの政治共同体を支える制度へと再編する試みこそ、アフリカの国家建設である。この過程でアフリカの人びとは、経済危機や紛争をはじめ、国家をめぐるさまざまな問題と向き合ってきた。本書は、領域統治、社会契約、国際関係という三つの分析視角のもとに、政治学、開発学、人類学、歴史学などの学問領域からアフリカ諸国の国家建設を多角的に論じる。

目次

序章 アフリカの国家と国家建設(武内進一)
第1部 領域統治(領域統治の実態 データでどこまで迫れるか(阪本拓人・松原優華)
領域統治の制度的基盤 オート・ヴォルタ植民地の財政と統治(中尾世治)
首長制と国家建設の逆説 ガーナの土地・政党政治・国際開発(友松夕香)
牧畜民からみた国家建設 ケニアにおけるマサイの領域統治と土地喪失(楠和樹))
第2部 社会契約(近代国家とイスラーム 「社会契約」から新たな世代の政治運動へ(阿毛香絵)
政党政治と抗議運動 モザンビークの競争的権威主義と市民社会の覚醒(網中昭世)
社会的保護政策からみる国家・社会関係 エチオピアの食料安全保障(佐川徹))
第3部 国際関係(ソマリアの国家性の現在 「崩壊国家」からの変容?(遠藤貢)
外向の論理と国家統治 モザンビークにおける開発と政治(網中昭世)
アフリカにおける難民と国家 その重層的関係(佐藤千鶴子))
終章 アフリカ国家建設の現段階(武内進一)

出版社・メーカーコメント

ヨーロッパ列強はじめ他者が創出した国家の枠組みを、いかにアフリカの人びとが自分たちのものにつくり変えていくのか?

著者紹介

武内 進一 (タケウチ シンイチ)  
1962年生まれ。東京大学大学院博士課程修了、博士(学術)。JETROアジア経済研究所を経て、東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター教授。専攻は、国際関係論、アフリカ研究。主な著書に、『現代アフリカの紛争と国家―ポストコロニアル家産制国家とルワンダ・ジェノサイド』(明石書店、2009年、サントリー学芸賞・国際開発研究大来賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)