• 本

五感で味わうフランス文学

出版社名 白水社
出版年月 2005年7月
ISBNコード 978-4-560-02724-0
4-560-02724-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 232P 20cm

商品内容

要旨

時にむせるような芳香に包まれ、時に豊穣な海の幸に官能を刺激され、また時に失われたピアノの音に心奪われる。エロスの波に溺れるかと思えば、死の冷たさにおののく…。フランス文学で味わう人生のすべて。

目次

1 本の匂い、本の味わい(薔薇色の部屋―コレット『シェリ』
いい匂いのする小説―ランブール『ヴァニラの木』 ほか)
2 小説の音楽(古い土地の唄―ネルヴァル『シルヴィ』
失われた音楽―アラン=フルニエ『グラン・モーヌ』 ほか)
3 愛とエロスの読書(翻訳の快楽―掘口大学訳『グールモン詩集』
フランス文学を糾弾する―クンデラ『生は彼方に』に ほか)
4 暴力と死の書物(その男、凶暴につき―ロートレアモン伯爵『マルドロールの歌』
有毒な物語―ギベール『楽園』 ほか)
5 究極の一冊(嵐の中で―ネミロフスキー『フランス組曲』)

出版社
商品紹介

古今の小説を舌や耳、さらにはエロスや死の感覚で味読する卓抜な読書案内。「ある夜、クラブで」「おわりの雪」等多くの傑作を紹介。

おすすめコメント

時にむせるような芳香に包まれ、時に豊穣な海の幸に官能を刺激され、また時に失われたピアノの音に心奪われる。エロスの波に溺れるかと思えば、死の冷たさにおののく・・・フランス文学で味わう人生のすべて。

著者紹介

野崎 歓 (ノザキ カン)  
1959年生。東京大学総合文化研究科助教授。フランス文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)